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身体中が熱くて、気持ちよくて、目の前で喘ぐアイツがエロくて、肌には俺の付けた印が桜の花びらのようで、アイツの身体の負担を気遣えなくなり次第に動きが速くなる。
「ハッ、‥もう俺‥あ、ァヤッ‥‥!たぁ、か‥ふみツ‥!アッ、‥‥ン‥」
全身を強張らせて俺の名前を呼んで達した。絶頂を迎えたアイツの中はきつく俺もあとを追うように欲を吐き出す。
「‥一裕‥‥」
瞼にキスを落とし、耳元で囁く。
お互いのモノを握り合うだけじゃ得られない、溶け合うような心地良さ。幸せな気持ち。
ゆっくりと引き抜こうと腰をずらすと、背中に廻したアイツの手に力がこもる。
「ややぁ‥離れんとって‥ 」
消え入りそな声で切なく呟く。
「心配すんな、ずっと一緒に居るよ‥」
汗で額にくっついた髪を撫で頬に触れる。
安心したようにフワッと笑うと、そのまま眠りに堕ちていった。
寝顔をみてると、幸せに満ち足りてくる。
涙の跡が薄っすらと残る頬に手を置き、そのまま‥
ずっと一緒にいたいと心が叫んで涙が溢れた。
このまんま、藤原だけを守ってやりたいと願った。
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