星暦7447年 火の月

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『この世界には様々な種族が生活している。 私が見たことの無い種や植物、街や文化…とにかく沢山あった。 何より、美しい。 果てしなく大きな空の元に、新緑を煌めかせた壮大な草原が広がり、 歴史を伝える為に残り続ける遺跡の谷や、星を掬える程空に近い静粛の丘があり、 澄んだ硝子の様な海は何処までも何処までも続き、その水平線の向こうに光の源である太陽を沈める。 自然の愛に満ち溢れた、生命の繁栄に優れた世界だ。 私には、そう見えた』 .
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