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午後の昼休み。
机の量にしては少ない教室の生徒の中、だらけた厨二患者、香山 光夜は弁当を開ける。
恥ずかしくもピンクの箱だが、ここは作ってもらった由花梨には感謝だ。
「……うまい」
適当に一口しただけなのだが、光夜は驚きと共に思わず声を出してしまう。
ただの弁当、といえばそうなのだが、光夜からすればあの由花梨がまともな料理が出来ることが驚きなのだ。
あんなツンツン娘にこんな技術があったとは、と、珍しく由花梨に対して関心する光夜。
「ようコウチン。今日は愛妻弁当ですかい?」
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