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気を変えるため、光夜は話題を振った。
「な、なんであの時由花梨は公園を通ったんだ?」
「ん? あれはただの買い物帰りよ。公園を通ればウチに近いからさ」
「そ、そうなんだ」
(会話終わっちまったァ!! どうしよう、何か話せ俺!)
しかし、光夜の混乱した頭の中には話題もナニもない。
すると、由花梨は突然座っていた椅子を机の下にしまってドアへと向かった。
「ちょっとお風呂入ってくるから。アンタは後からね」
「り、了解……」
風呂か……、と光夜は変な妄想をしてしまいそうになるが、ここは振り払う。
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