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その後は特にその見えたモノを気にはしなかった。
そのまま身体を洗い流し、風呂を上がる光夜。
寝る前には、パジャマ替わりとして学校のジャージを着ることに。
そして、もう時計は二時を過ぎていた。
「……寝るか」
「そうね」
二人はそれぞれの場所に寝転がる。
由花梨はあまり気にしていないように見えるのだが、一方の光夜の心臓はバクバクである。これは心臓によくない、と深呼吸をするが、息をよく吸うことが出来ずに逆効果だった。
「(寝れねェ……)」
こんな女の子の部屋に女の子とこんな距離で寝たことは今まで一度もない。
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