序章 損失は幸運に痛し

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「う、うるせぇな。バージンの貴様には言われとうないわ」 「な!? アンタ殺されたいの?」 「ごめんなさい……」 こんな会話していると、光夜の緊張が解れてきたのか、段々と眠くなってきていた。 「でも馬鹿よね。鍵忘れて公園にぼっちなんて」 「しゃーねぇだろ。入れねぇんだしよ。ってか聞き忘れたがなんであんな時間に買い物してたんだ?」 「えッ!? い、いや……ただ食材切らしただけよ……」 「そーだったんか」 なぜわざわざ急いで夜に……、なんても思ったが、そこはあまり気にしないようにした。
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