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これ以上話していると泣きそうになる
「…っ学校行こっか」
出来るだけの笑みを浮かべ護くんに言う
そして直ぐに護くんに背中を向けた
「…季結…えと…お前の…こと…なんだけど」
「……え?」
私は驚きの余り今にも溢れだしそうだった涙を我慢するのも忘れ振り向いた
「季結!?何泣いてんだ?そんな泣くほど嫌なのか…?」
「違う…」
「え?」
これは嬉し涙だ
さっきまでの涙とは違う
私は溢れだした想いを口にする
「私も…護くんが、好き…っ」
「………え……?」
護くんはそれ以上何も言わず何分か身動き1つせず立ち尽くしていたかと思うと
「…そう」
と言って、窓を閉めた
残された私は訳が分からないけど学校に行かないとなので取り敢えず窓を閉めて準備を始めた
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