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―学校―
「それじゃあ、また後でな」
「うん」
学校に着きクラスの違う護くんと別れ私は自分のクラスの教室に向かう
「季結!おはよう」
後ろから声をかけられたので振り向く
「おはよう菜摘ちゃん」
彼女は酒井菜摘(サカイ ナツミ)ちゃん。私の小学校高学年の時に知り合ってからずっと友達だ
顔立ちは整っていて少しつり目がち。髪は茶色に近くとても綺麗、長さは肩より少し長い位。性格も良くて美人さんだと思う
因みに私の髪は綺麗な黒髪らしくて長さも腰辺りまであって美しいらしい。顔は普通に可愛いらしい。自分は普通だと思っているけれど
「あれ、季結。何か良いことあったの?」
菜摘ちゃんも護くんと同じ様に人のことをよく見ている
「う、うん。あのね私…護くんに、告白…したんだ…。そした、ら…護くんも私のこと…好き、だって…」
今の今まではまだ実感がわいてこなかったけど言葉にして出すと急に実感がわいてくる
(私、護くんと『両思い』になれたんだ…)
すると菜摘ちゃんが抱きついてくる
「良かったね季結!良かったね…!」
まるで自分のことの様に菜摘ちゃんは喜んでくれた
「うん…ありがとう…」
―大好きな人がいて何でも話せる友達が居る
私は幸せだった―
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