9月

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自室の壁の隙間に蝙蝠が住んでいる。 流石に夏は暑いので窓は開ける。 わが家はクーラーがないので 「窓はしめろ!」 を実践したら多分きっと死ねる。 そのため今までざらついた不透明ガラス越しに見ていた蝙蝠をしっかり見る事が多くなった。 夕方食事をしにわが家を出て夜帰ってくる。 最初は夜中に壁をカリカリ引っ掻くのに悩まされ 「巣穴アスファルト流して固めたろか。」等と酷い事を考えていたが、夏中ずっと食事後帰ってくる蝙蝠を見るとなんだかそれに安心を感じ始めて勝手に家族のような感覚になってくる。 蝙蝠が虫を食べにパタパタと飛び立つと 「いってらっしゃい。」 帰ってくると 「おかえり。」 と言ってしまう。 動物はいいね 心を穏やかにしてくれるね 蝙蝠ってなついたりしないのだろうか…(ちょっと期待)
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