とある阿呆

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正直調子に乗っていたのだ。 宮本は阿呆だ。 すぐに調子に乗る。 描いた短編小説を本拠地である某単細胞ブログにて褒められたのだ。 近頃絵を描いてもコメントを貰えずちょっと拗ねていた宮本は喜んだ。 携帯画面に向かって 「私文才あるんじゃねσ(*´∀`*)」 と宣った。 阿呆だ。 「文才あるならやっぱ書かなきゃだろ常考。」 阿呆はとことん阿呆だ。 イキリすぎて表紙を某漫才師のイキリさんを思い出させるような白黒ボーダーにしてしまうくらい阿呆だ。
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