始まりはいつも突然に

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「早速たのむ」 「え?まだ最後まで説明してませんけどいいんですか?」 む、こういうのは最後まで聞かないと後々面倒くさいことになるパターンだな。 「やっぱり、最後まで説明たのむ」 「はい。私の力は想像したものを任意で創造することです」 これはチートだ。 チートだけども。 「それだけ?」 「ええ!?結構せこい能力ですよ?」 せこいって自分でわかってるんだ。 「いやなんかさ、神の力って聞くと不死の肉体とか最強の身体能力とか期待してたんだけど」 「……それも創造したらよいのでは?」 ………… 「それで、転生するにはどうすればいいんだ?」 「流された!?あ、えっと……本来なら私が転生する世界にあった肉体を創って魂を定着させるんですけど……」 そこで言葉を止め、何故かこちらをちらちら見る。 「力を渡すので自分でやってください。と?」
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