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小さくうなずき肯定する。
「いいから方法を教えてくれ」
「自分のなりたい体を思い浮かべてください。先ほどのも忘れずに思い浮かべてくださいね」
体……ベースは今のままでフツメンをちょっとイケメンにしよう。
身体能力と寿命はさっきのにする。
ついでに複○眼と幻○殺しのデメリットをなくしてつけよう。
「おk、想像できた」
「ではあの扉に入ってください。あの扉の向こう側に貴方の新しい人生?が待っています」
人の範囲におさまりませんね。わかります。
「短い間だったが世話になったな、幼女神」
「誰が幼女ですか!?あ、私は今貴方の深層心理から一番好きなモノを探し、その形になるようになっています。従って貴方はロリコンなんですね?」
もう一度有輝のほうを見ると、そこに有輝の姿はなく、開け放たれた扉だけが寂しく揺れていた。
「せっかく弱点を見つけたと思ったのだが……まぁいい、これで神の力は失われ、私はあの忌まわしき書類の山から逃れることが「できませんよ」ガブリエル!?」
いつのまにか背後に天使が立っていた。いつもなら近づいた時点で分かるのだが。
「例え神の力がなくなっても書類整理はなくなりませんよ」
「何故だ!」
「何故なら
貴方は仕事するとき神の力を使っていないじゃありませんか」
そして神は書類の山と激しい戦いをすることになったのはまた別の話。
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