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「はい、お待たせ~」
悠さんがテーブルまで持ってきてくれた。
結局、色々と悩んだ挙げ句に美咲さんと私はお任せにした。どれも美味しそうで選べなかったからなんだけど…
今日は茄子とキノコのトマトソースパスタ。
「わ!今日も美味しそうですね」
「ほんと…美味しそうですわね」
「ありがとう。綺麗所にそう言われると更に嬉しいね♪さ、冷めない内にどうぞ♪」
然り気無くサラダとスープを置いている。
「サービスね」
柔らかく微笑んでピースをしてる。
…いや、嬉しいですけどなぜにピースですか?それに綺麗所って…
その姿を美咲さんがじっと見つめている。
「何故かしら?見たことがある様な方ですわね」
と、何やら思い出そうとしている。
「あ、実は…部長のお兄さんなんです。悠さん、此方は同じ会社の相羽美咲さんです」
「あら?そうでしたの…どことなく面影がありますわね」
「美咲ちゃんね。宜しく♪」
「…性格は似てませんのね」
ニッコリと微笑んだ悠さんに対して、毒づく美咲さん。
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