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お風呂から上がってリビングに向かえば、祐士さんはソファーに座ってテーブルに書類を広げて仕事をしていた。
その真剣な横顔に、冷えた水を飲みながら見とれていた。
クルリと祐士さんがこちらを振り向き、笑顔をくれる。
「おいで」
その言葉に誘われるがままに祐士さんに近寄っていく。
「仕事…持ち帰ってたんですね?」
「ん?あぁ…少しだけな」
そう言って立ったままの私を抱き寄せて、顔を埋めてきた。
「はるのいい匂い」
「どうしたんですか?」
何だか…甘えてる?
祐士さんを見下ろせば、見上げられた。
その瞳に、僅かながらにも熱が籠っていてドキリとする。
「寝るか」
「え?だって…まだ早い…」
「早くない。寧ろ遅いくらいだ。これからさらに時間がかかるし?」
妖しげに口角を上げたかと思えば、いきなり私を抱き上げてきた。
「やっ!?」
慌てて祐士さんの首に腕を回した。
すると、唇を奪われ深く口付けられる。
祐士さんの足はそのまま寝室へと向かう。
ベッドに寝かされ…今度は私が見下ろされている。
「今日は焦らした分、寝かせてやんないから」

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