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俺「気のせいじゃねぇ?」
雄太「……そ、そうかもな」と雄太は少し恥ずかしそうにしていた。
仁美「なにが聞こえたの?」
雄太「う~ん……女の声で、こっちに来ないでみたいな感じ」
佳奈「やぁだー!やめてよぉ……」
浩二「こえぇ……なマジで」
俺もその時は背筋に鳥肌が走った。
仁美「マジ怖くなってきたぁ……帰ろうよぉ」
佳奈「うん……帰ろう」
俺「だから、帰りたければ先に車に戻ってろよ」イチイチとビビる女たちに苛立った。こんなことなら女たちは置いて来ればよかった。
仁美「……酷い、じゃあ佳奈、先に車に戻ってようよ」仁美が俺の対応にキレだした。
佳奈「そうだね」
俺「悪かったな……ほら、車のキー」佳奈に車のカギを渡した。なんだか白けてしまった。
浩二「お、俺も戻ってようかな……仁美と佳奈だけじゃ心配だし」と気まずそうに言う。
俺「お好きにどうぞ」
雄太「じゃあ、俺と遥人で行ってくるから」
仁美「あまり遅くならないでね」
雄太「あぁ、わかった」
こうして俺と雄太の二人だけで梗ヶ谷村に行くことになった。
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