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俺「結局、残ったのは俺とお前だけか(笑)」俺と雄太は畦道を歩きながら進んでいった。
雄太「そうだな……でも、いいのか仁美とかにあんなこと言ってさぁ」
俺「だって、あいつらウゼェからさ……ついな、悪かったな白けさしちゃって」
雄太「もう少し大人になれよ(笑)まぁ、お前のその女に媚びないところとか好きだけどな(笑)」
俺「はは、でもよ、さっきお前が聞こえたって言うのは本当なのか?」
雄太「たぶん、気のせいだろうな」
俺「だよな、お前が言うからビックリしたぜ」
俺と雄太は、それから暫く歩くとまた林の道へとぶつかった。
雄太「またかよ」
俺「結構、遠いのな」若干、面倒くさくなってきた。
先ほど通ってきた山道に比べれば大分、通りやすいようになっていた。
雄太「なぁ……」雄太が立ち止まり上を眺めている。
俺「ん?」俺も立ち止まる。
雄太「なんか……月がオレンジっぽくね?」
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