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プロローグ
ミーンミーンと蝉の鳴き声が、うるさくも感じ、夏がきたのだとも感じる。
太陽が暑く眩しく輝くそんな日に、俺滝川京也(たきがわきょうや)は、
近くの高校に通い、退屈な毎日を送っていた、だが今は
真っ白なベットに、肌色のカーテンがかかった、町一番の大きい病院にいた。
頭には包帯、顔には擦り傷、両手も包帯で巻かれており、足は右足で巻かれ、
吊下げられていた、左足は傷だらけだった。
俺は事故を起こして、この病院に運ばれてきた。
頭を強く打っていて、医師からは死ぬからもれないと言われた、だが俺は生きている。
そして頭を強く打ったせいか、よく他の人には見えないものが見える。
これはこのひと夏の話(ものがたり)。
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