第3団体

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「で、どうする?」 「どうするじゃないわよー!」 スパコーンッ! 泥の上で極東では誠意を示す時の座り方だったと記憶している正座している姿勢のまま頭を本日何度目かも分からないが頭をひっぱたかれた。 俺は前衛の戦士職である『ライトウォーリア』で頭をひっぱたいてくるミューちゃんは後衛の『アーチャー』であるから武器を持たない素の状態の攻撃力といつも通りの軽装備だとはいえ防具を着けているお陰で素の防御力に加算されている状態なんでダメージはオレには通りはしないが精神的にダメージを現在進行形で受けている。 それを端の方でオレから隠れるかのように声を圧し殺して泣いているアミちゃんの姿が更にオレの心に追い討ちをかけてくる。 確かにオレにも悪いところはあったけど、あれは事故だ。 そう何度も弁解しても許してはくれない。 「で、本当にこれからどうするんだよ?リーダー様よぉ。それとアーシャはどうした?」 「分からん」 すっと立ち上がって聞くがミューちゃんからボソッと「他の女のことかよっ!」と聞こえたのはスルーだ。 「階段に飛び込むまでにはぐれてしまったようだな。上は雑魚ばかりだとはいえあの数だ、生存確率は絶望的だな」 「チッ…」 舌打ちせずにはいられない。 階段を移動してしまえば前の階層にいたモンスターは襲いかかることができないがまだ階段の近くにうじゃうじゃといるだろう。 これじゃあ助けに行くこともできない。 もしも上に戻ったとしても袋叩きに合うのが落だ。 無駄に終わるどころか戦力の低下はイコール、パーティーの生存率まで下げてしまうことになる。 そんな真似は簡単にはできない。 守ると言ったのに守れなかった。 悔しさが込み上げてくる。
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