二章

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「卒業式、終わっちゃったね…。」 「ああ…」 先生の合図で教室までの廊下を歩く、けれど私達は黙ったままだった。 ~~~~~~~~~~~ 教室についた私は、目の前の物を見て頭が真っ白になった。 ソレハ、祐ノ机ニ置イテアル、花ガ活ケラレタ花瓶ダッタ。 「誰だよ!!こんな事したのは!!」 直ぐに私の異変に気づいた翔も花瓶に気付いて怒り狂う。 私も翔も祐からこの花瓶の意味を聞いた事があるから… それは、3人で見ていたドラマの途中、机に花瓶が置かれていたのを見て、祐が呟いた。 「そっか、死んじゃったんだね…」 「えっ?」 「どう言う意味だよ?」
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