二章

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「祐の奴、遅いな…」 「何かあったのかな?」 一週間後の今日、私達は小学校の卒業式に出る為学校に来ていた。しかし、約束の時間になっても祐は姿を現さなかった… 「やっべー、もうこんな時間じゃん!由奈、あいつも後から来るだろうし先に行ってようぜ!」 「うん💦」 (祐が遅刻するなんて、今まで一度も無かった。病気になったりしたら、メールを必ずくれるのに…) 祐の事を心配していると、 「由奈、早くしないと遅れるぞ!」 その声と共に翔に手をひかれて走りだす。一瞬、振り向いた時祐が見えた気がした。 だけど、もう一度振り向いたらもうそこには、何も無いグラウンドが広がっていた… (私の見間違い…?)
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