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「~これから第67回卒業式を初めます。~」
アナウンスが入り卒業式が始まった。
「祐の奴、来なかったな…」
「うん…何かあったのかな?」
話しをしている間にも、卒業式は進んで行く。
「卒業生代表、挨拶。」
「はい。」
「-ッ!」
驚いて私も翔も後ろを振り向いた。この挨拶は、祐がやると言っていたから…でも、返事をしたのは、隣のクラスの子だった。
「何だよ…、祐じゃね~のかよ。」
「やっぱり、病気にでもなったんじゃ…」
「んな訳ね~だろ。昨日一緒に帰った時あんなに元気してたんだから。」
「じゃあ、なんで…?」
「俺にも、わかんね~。」
私も翔も黙ってしまった時、
「~これで第67回卒業式を終了します。~」
と言うアナウンスが流れた。
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