0日目-序章-

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「な、なん、だよ、つか離せ!」 なんとか平常を取り繕って(取り繕くれているかどうかは知らないけど、) 文句を言えば、少女の目がこれ以上は無理というほどに開かれる。 「わぁー。びっくりした。ちゃんと話せるんですね。ごめんなさいあなたはただそこにいるだけの物かと勘違いしてしまってました。」 …なんだろう、謝られてるはずなのに逆にけなされてる気がするのは。 てかお前さっき散々人を罵倒した癖に何を言ってるんだ。 そんな文句は喉でせき止められたかのように出てこない。
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