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携帯をもう一度確認し掛ける
「切ったわね・・・
ネル」
「あんな大声じゃ切るわよ・・・リン」
この少女は亜北ネル
初音ミクと言うオリジナルが存在し、声は鏡音リンを調律して生み出されたボーカロイド(諸説ありますが作者はこの声が好きなので)だ
「で、ネル
もう一時間遅刻なワケだけどどうすんの?」
「パフェ奢るからもちょっと待って~
髪がヤバいの」
そう言いながら相手が話す前にシャワーに向かう
答えは分かっている
「・・・五分だけ待ってやる」
携帯を放置しているのを分かっているリンはそう言って携帯を切る
言い忘れた
彼女は鏡音リン
ネルの声のオリジナルであり(諸説ありますが作者は以下略)、ネルの恋人(片思い)、鏡音レンの双子の姉である。
五分でシャワーを済ませ、家から出る。
「おっそ~い!」
「えっ!?五分じゃなかった?」
もう家の前にリンが居てネルが出ると同時に話す。
「・・・体感時間は10分よ」
「・・・まぁ・・・パフェ奢んじゃん・・・
機嫌直してよ」
「アタシは良いんだけどハクが・・・(笑)」
「・・・またナーバススイッチ入っちゃった?」
「うん・・・
私なんて所詮こんなもんですよね・・・ははっ・・・って」
「どこに居るの?」
「多分あのコンビニ」
会話に出てきたハクというのは弱音ハク。オリジナルはミクでこちらは声もミクベースで作られたボーカロイドである。
「角のコンビニね」
ネルの住むアパートからすぐのコンビニに走っていく。
「いらっしya」
店員が言い切る前にトイレに駆け込む
二つある個室の奥の方・・・一際暗いトイレにハクは居た。
「ハクごめん!」
「いーですよぉ・・・
どーせ私なんて約束守る価値もないどーでも良い必要のない子なんですよぉ」
聞き取れるかどうかの小さな声が帰ってくる。
「ハークー」
「私は要らないんでしょう?
だって待ち合わせの時間を過ぎても来ませんでしたしみんなもうどっかいっちゃうし私なんte」
「いやハクは悪くなくて!
今日はアタシが寝坊したからで!」
「・・・私が居ても大丈夫なんですかぁ?」
「大丈夫に決まってんじゃん!
アタシ達友達でしょうが!」
キィ・・・
「ネルさん・・・」
「・・・ハク」
「ネルさんがパフェ奢ってくれるんですよね?」
「・・・アンタも聞いてたの・・・
あの電話・・・
良いわよ!二人分だしちゃるわぁ!(泣)」
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