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私が泣いてると医師は扉を開けて
外に出ていった。
病室で ゆうくんと二人きりになった。
「ゆうくん…私だよ…ゆいだよ」
「…」
ゆうくんからの返事はない。
ゆうくんは、意識を失っていた。
「ゆうくん…死なないで…私を一人にしないでよ…」
私は、ゆうくんの手を握りながら
懸命に声をかけた。
すると、かすかだけど
ゆうくんが、握り返してくれた。
すごく嬉しかった。
私は、ゆうくんの大好物の
りんごを買いに行くために
病室を後にした。
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