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「何っ」
俺は素早く振り返った
死神は両手を広げて立っていた
「ケッケッケッ
俺はしにがっ」
「だいじょぶかー」
藤田が遅れてやってきた
「ガンっ」
藤田は背後から鉄パイプで死神の後頭部をおもいっきりたたいた
死神は四回前転して大の字で倒れた、
不意打ちに弱いようだ。
「やべっ!殺しちゃったよ」
藤田の顏は真っ青だった
「いや……
元から死んでんだろ」
藤田の顏は金色に輝いた
「だよな、
元から死んでるよな、
でもいちよう
声かけてみてよ遠藤先輩」
「えーーー!」
と言いつつやるのが俺!
「おーい」
俺はすこし大きめの声で呼びかけた
動かない、ただのしかばねのようだ。
俺と藤田は何も言わず教室にもどった。
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