最愛

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達也が典子へ手紙を託した日から10日が経過。 達也の意識が無くなり若先生の病院へ再搬送された。 血圧が低下している。 延命治療を拒否している達也の傍らには、ただ見守り続けている愛すべき家族。 願いかなわずに心肺停止。 お盆最終日の8月15日。 曾祖父母が迎えに来たのだろうか。子供のような穏やかな顔の達也が天国へと旅立った。 大山達也、享年42歳。 多臓器不全により死去。
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