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妖精王の場
少女メイコの姿を借りた妖精王フェアロード。
女神の友人、エルフを憎む三柱神。
メイコの意識は、ある程度だがフェアロードの中身を理解できていた。
彼女も十二柱神、その強い魔力でフェアロードに語りかける。
「フェアロードさん、、、。私は如月メイコ。冷皇よ。」
「、、、、、、、何の用だ。お前が柱神だというのはわかりきっている。」
「あなたは、、、。憎しみで全てを消してしまうの?」
「もう、止まる気もない。私は私だからな。、、、、、妖精の力をなぜお前が得たと思う?」
「あなたが、、、干渉していたから?むかしから、、、。」
「違うな。お前は私の可能性だから、だろう。」
「可能性、、、?」
「、、、私は明日、お前の友人達を滅ぼすことになるだろう。黙って見ているがいい、冷たき娘。」
「私、あなたの記憶を少し見た。、、、、、、あなたは、ただ一人の女性を愛してる。はっきりと見えなかったけど、十字のイメージが見えたの。、、、あの人は、誰??」
「、、、っ!!それ以上踏み込めば、私の体といえど破壊するぞ。如月メイコ。」
「、、、、、、、。」
「ふ、眠りについたか。十字、か。」
遠くを見るフェアロード。その元にやってくるマクダエル、サーニャ。
「妖精王様っ、明日は本気で暴れていいんだよねー?」
「ああ、好きにしろ。まずは境界を亡くす。マクダエル、お前もだ、好きにやっていい。」
「まー、剣皇と決着を付けなきゃ、ね。うちの娘達も退屈してるし。」
「、、、、、セイクリッドと冥王とはあまりやりあうな。あれらは私が砕く。」
「ふーーん、、、。」
あの人、そんな強い人だったんだ。あの時はそこまでわからなかったなぁ。
ふふ、まぁ、いっか。
私の獲物は誰かなぁ?
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