高潔を愛(アイ)しすぎる氷

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「あ、大丈夫だよ。大体知ってたよ、昔から。コルディのお姉ちゃんなのかなぁって。まさか先代氷の女王、及び氷の鬼神だとは思わなかったけど。」 「姉上は休んでいる。お主を運んできたからな、疲れたらしい。」 「そっか、、、。私も、、、、なんだか、また眠く、、、なってきたかな。 」 「ふ、それだけの出血だ。無理もない。しばらく、、、三日間ほどは休んでいろ。また大変になるであろうからな。」 「うん、、、、、おやすみお姉ちゃん。あとはリスピレスさん、よろしく、、、。」 再び眠りにつくアイシス。 コルディアーナは微笑みながら布団をかけてやる。 「さて、、、。これで準備は整ったな。」 「私たち二人がかりなら、無理矢理メイコちゃんを取り返せるんじゃない?解放しちゃえばさ。」 「それでは副作用があろう、メイコに。、、、自然に離すには、アイシスの否定の冷気と肯定の冷気が必要になる。」 そう、あの妖精には2つの力が必要だ。 アイシスならば、いけるはずだ。 「ずいぶん、妹を信頼してるんだねコルディは。シスコン。」 「当たり前だろう、実力ならアイシスが一番だ。」 「、、、やっぱりニブチンだね。」 妖精王フェアロードの空間 「あの恐怖を感じる眼差し、、、。アイシスと言ったか。」 なんだったのだ? エルフの魔眼を退けるほどの冷気。 コルディアーナ以上に危険、か。 「フェアロード様、私の方も甘く見ていた部分もありました。」 「アイーダ。ふ、そうだな、おまえはエルフの中では優秀だった。」 エルフ、か。もっとも憎むべき人種をあえて部下にする。 私の憎しみはまだ収まらん。 私を否定した、妬んだエルフ族など。 「いかがしました?」 「下がれ。エルフと話すことはない。」 「は、、、、、。」 反論せずに下がるアイーダ。操られている以上、当然だ。 「ふん、、、。」 エルフだけではない、それ以外も憎い。 ただ憎い、、、。
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