妖精の産む悲劇

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黒き剣を携える者 着物を着た花の香りがする者。 四天王、朱と黄の二人の表情が険しくなった。 「ライドール、、、。すまないな、もっと早く助太刀に来れればよかったが、、、。」 「ディスペンダか、、、!よく来てくれた。そちらは、確かローレライの、、、?」 「はい、隠密零団副団長。イズミと申します。力を貸しに参りました。」 「お主なら、心配いらぬのう、、、。少し、休ませて、もらうぞ、ディスペンダ、、、。」 がくり、と気絶するライドール。 四天王二人相手では、仕方のない結果だった。 「ああ、、、。よく持たせてくれた、ライドール。さて、四天王。また赤いのが相手になるのか、な。」 「お前たちが来た、ということはアントリット姉妹も来ているのか?」 「ええ、ベルシュナイツ卿は迷いを捨ててきています。、、、怖いですよ。あなたたち四人でも危ういかと。」 「それは、ないんじゃないかなぁ?私たち四人ならマクダエル様を倒せるくらいだぞ?」 「解放前の、でしょう?、、、さて、そろそろ参りますよ。」 刀を構え、四天王・黄に向ける。 「まだまだ楽しめそうだな!以前の続きをやるぞ、ディスペンダよ!」 「相変わらず、、、。熱い女だ。苦手なんだがな、こういう相手は。」 、、、状況は、あまりよくないな。 魔方陣を潰しにきている、完璧に。 四天王に、もちろんマクダエルもいる。 あと二つ化け物じみた気配もあるな。 、、、大丈夫、なのか?
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