妖精の産む悲劇

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竜の翼がボロボロになり、2体の竜は瀕死だった。 気高き姉妹が来るまでは。 「、、、、、来た、シスコンの、、、お姉ちゃん。弱いお姉ちゃん、、、。」 黒の四天王がなぜか嬉しそうにしている。 「来ましたわね、、、!アテナ・アントリット!やはり剣士が相手でないとつまりませんわ。」 「、、、、、マクダエルは、来ているのか?」 「もちろんですわ。ですが、あなた達は私たちで充分かと?」 「姉上、さっさと倒してマクダエルを倒さんとな。」 「そうですね。、、、。」 ですが、あちらにはすでに剣皇様が向かっている。加勢は不要でしょうね。 「さっさと倒す?自信満々ですわね、妹の騎士は。」 「また、私に負けるよ、、、、ベルシュナイツ。」 「それは、やってみなければわかりません。さて、雨の国を護るためにも、頑張りませんとね、アテナ。」 「ああ。それが私の贖罪だな。」 レーシィ様は、この闘いに関与しているのか?であれば、会いたいが、、、。 妖精王対女王姉妹 「あれ、解放やめるの?ソーリス。」 「ええ。あなたもしまったほうがいいですよ。、、、多分、出番はないでしょう。」 わかった、とエキドナも解放を解く。 「女王さん、妖精王は2つの魔力を扱うようです。気をつけて。」 「うむ、だからアイシスが来たのだ。、、、ゆくぞ、フェアロード。」 冷気がはしる。 国が冬になるくらいの、すさまじい冷気がだ。 「ふ。相変わらず、脅威的な魔力。だが慢心だな?コルディアーナ。三柱神に勝てると思うか。」 「勝つのではない、メイコを取り戻す。お主を倒すのは私では無理だろう。」 「なに?」 「ちょっと、フェアロード。この間の借りは返すわよ?仲間のエルフは?」 「エルフは、仲間などではない。、、、、、ふん、コルディアーナの妹か。」 確かに奇妙だが、あんな小娘に何ができるか。 思い知らせてやろう。
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