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戦慄の王宮街。
剣士と騎士が相対する、この空間。
赤髪の女、アテナは常に厳しい視線で、前のユウキを捕らえていた。
『私もいるぞ、姉が。魔女セレーナだ。、、、優しい人だ。』
『奴は一体何を企んでいるんだ?わざわざ、レーシィ様の下に、、、。』
『お姉ちゃんは時々、難しいことを思い付くからな。私にもよくわからんのだ。、、、、。』
本当に、お姉ちゃん。あなたは何を考えているのだ?
敵になるなど、、、。
『騎士。お前の姉は、、、どんな人なのだ?私も教えたのだ、いいだろう。』
『、、、。強い。ただ強い女性だ。私など、足下にも及ばない程な。』
『ほう、それは興味深いな。お前ほどの騎士にそう言わせるとは。、、、』
『だから、越えねばならない。そのためには貴様の、、、。』
貴様の、剣皇を!!
『なるほど、お前も姉に対する気持ちは強いと見えた。』
『何を、、、。私はただ、、。』
『お前が。姉の話をする時は瞳が濁る。それは、気持ちが揺らいでいる証拠だ。』
私も、メルシアもそうだからな。
『わけのわからないことを、、!おしゃべりはもういいだろう、行くぞ!!』
『むう、しばらくは厳しい戦いになりそうだな、、、。』
きゅ、と剣を握るユウキ。
迫り来る、赤い騎士は何を思うのか、、、。
再びまた、始まる戦いだ。
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