三歳

3/7
前へ
/23ページ
次へ
外に出された私は、冒険を始める。 怖さよりも一人で歩くだけで、ワクワクしていたのかもしれない。 少し歩くと姉弟で仲良く遊ぶ同い年くらいの子供がいた。 『あーそーぼー』 ゆきは、勇気を出して声をかける。 『いいよ! 私は、真由美!貴女は?』 『私は、ゆき……』 初めての友達ができる。 三笠の町は、当時、小川が流れザリガニが取れ、大きな木には、自然に出来たさくらんぼがあり、自然の遊びを楽しんでいた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加