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美斗は僕の食が細く、体があまり強くはないことを知った日、食の大切さについてとうとうと語った。
そして次の日から無理矢理のようにパンを押し付けてくるのだ。
『一口でもいいから、何かお腹に入れておきなさい！』と。
まるで母親のように。
｢ほらっ、僕のパン分けてあげるからっ｣
そう言って今回渡されたのは、何ともボリューム満点なお好み焼きパン。
思わず身を引いてしまった。
｢ぼ、僕、そっちのサンドイッチがいいなぁ……｣
｢うん？これが良かった？｣
はい、と手渡されたサンドイッチに、思わず安堵の溜め息が溢れた。
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