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今、僕がいる場所は昼休みの教室だ。 お昼であるから、ほとんどの生徒達は食堂に行っている。 しかし僕は、騒がしい場所が苦手であるため、こうして静かな教室で読書をしながら過ごすのだ。 何故かは分からないが、僕が食堂に行くと、必ず叫び声のようなものが上がる。 視線も僕に集中する。 ……そんなに平凡が珍しいのだろうか。 ちなみに、僕は食が細いため、お昼は野菜ジュース一本のみで済ませる。 もとから、あまり食べることに対して興味が無いのだ。
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