メール

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P,S 逃げようとしてもムダだから。 町の外は塀で囲ってあるから。 触れたら電気で丸焦げになっちゃうかもね(笑) この町で逃げるしかないわよ。 鬼の顔を覚えておくと良いわ。 あ、後今日の夜そっちにいろいろ贈るわ。 中身は秘密だけど、きっと役に立つ筈よ。 今立っている鬼は攻撃して来ないから安心して。 それじゃぁ、健闘を祈るわ。 どうやら、和樹達は自分の町に閉じ込められてしまったようだ 攻撃してこない? どういう事だ?と思ったが奴の様子を見れば分かる 腕を後ろに組んで、只俺達を監視しているだけだった 仁「だ、大丈夫だよね?」 仁は何とか泣き止み、我を取り戻していた 和樹「大丈夫だ」 和樹は、仁が落ち込む時に良く頭を撫でる 仁「あぅっ…それより、授業始まるよ」 教卓には、もう既に先生が立っており、皆を座らせていた さっきのメールに夢中で、先生の存在に気づかなかった 和樹「すいません」 和樹と仁は、自分の席に座り授業の準備をした とはいえ、外の奴が気になりなかなか授業に集中が出来ない 攻撃してこないと言ったが、攻撃してくるかもしれない 和樹はまだ、謎のメールが信用出来なかった
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