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1989年、舞菜美は2才になった。あの日から病気をする事なく元気にスクスクと育っている。両親には舞菜美が笑顔で1日を過ごしてくれる事が何よりの救いだった。
だがそんな両親の願いは、そんなに長くは続かなかった。
チュン、チュン…
母親『舞菜ちゃ~ん、朝よ~😃起きようね~★』
母親はいつもと変わらず眠っている舞菜美を起こした。
いつもならすぐに起きるのに、どんなに呼び掛けても舞菜美は起きない。母親は息を確認した。
母親『息が…!』
舞菜美は意識を失っていた。父親がその異変に気付き救急車を呼んだ。
舞菜美「昔聞いたんだけどウチ、夜にお母さんたちが眠っている間に発作を起こしたらしくて…でも誰も気付かなくて…そのうちに意識失って…だから朝、どんなにお母さんが呼び掛けても起きる事が出来なかったの」
パパは静かに聞いていた。
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