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「熱、計ってみるか…」
俺はユッキーのケモ耳をはむはむ…したい気持ちを抑えておでこに手を伸ばす。
すると、ひんやりした感覚が指に伝わった。
顔が赤くて息が荒い…
なんかもの凄いエロいな…
結局、ユッキーに熱はなく、何故この状態なのかは一切わからない。
「ん…んぅ…」
お、起きた。
眠そうに目をしぱしぱと数回開閉させ、ユッキーは言った。
「音々弥様の…えっち…」
「…は?」
「あんなに激しく…わたし、初めてだったんですよ?」
「えっ?は?」
「殿方に…あんなことされるの…///」
「なっ…は?え?」
「わたし…あそこは敏感なんですよ?なのにあんなに…はぅ//」
「えっ、えぇええぇぇぇ!?」
じゃあ、顔が赤くて息が荒かったのはそうゆうこと…?
「思い出すだけで…んっ///」
ユッキーはゾクゾクっ!と身体を震わせた。
「あわわわわ…ゆ、ユッキー…?俺は何を…?」
ホントに記憶になかったので、殴られて罵られる覚悟で聞いた。
「音々弥様は…わたしの尻尾を触り続けたのです…それはもう、激しく…っ」
「………へ?」
「あと、わたしと音々弥様はキスもしたんですよ?」
「……………へ?」
「わたしからです…」
え、俺の1stキスはさっきの地面とじゃないってこと?
「音々弥様はさっきの数分間、息をしておられなかったんです。」
「なるほど、それで人工呼吸を…」
「はい♪わたし…初めてだったんですよ?」
ユッキーは「責める気はないんですよ!?」と慌てて否定した。
「そうか、ありがとな。まぁ…俺も、初めてだった」
なんか無性に気恥ずかしくて、人差し指で頬を掻いてみる。
「ふぇっ!?そ、そんなにカッコイイのに…ですか?」
「いやいや、それはこっちの台詞だよ。ユッキーこそすっっっげー可愛いのに…」
そういうと、ユッキーの白に戻った顔が、火がついたように再び赤く染まった。
「ななななな!?な、何言ってるんですか!?わ、わた、わたしが可愛いなんて…!!」
「あぁぁ…可愛い…もっふもふしたい…」
「なっ…!?」
あれ?口に出してた?
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