日常の終わりと非日常の始まり

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-音々弥 Side- 「う…ん?」 なんだろ、このふわふわ…気持ちいいな… 両手で掴んでみる。 「きゃうっ!!」 なんか言ってる… あぁ、これウサギかな…? もっともふもふしよーっと… もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもみもみもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ… ………もっかい寝よーっと… 「おや…ふみ…」 「あ、あぅぅ…」 気づくと、俺は白い空間にいた。あれ?デジャヴ? 「さっきぶりだな、ご主人サマ?」 この声は― 「魔理沙!」 「にひ、早くもまた会えたな」 口の端を寄せる笑い方がとても似合っている。 「だな、でも何で俺はここに?」 すると魔理沙は頬を膨らまし、説教を垂れだした。 「そうだぜ!人が嫌々フラグ要員を導いてやったのに何やっふむきゅ!?」 うっせーからほっぺたつんつんむにむにした。 「は、はにふんら!!!」 はぁうっ!! 可愛い… 「ど、どうやったらここから戻れる?」 「ひーらはい♪」 知ーらない♪ …じゃねぇぞ?あぁ? 「教えないと永遠に放置プレイ」 「おひえまふっ!!!!!!!!」 よし。 俺は魔理沙から手を離し、頭を撫でた。 「はふ…気持ちぃぜ…」 いいから教えろよww 「デコピン発射」 「はぅ…♪」 ばちぃん、と派手な音がしたが、魔理沙にダメージはなかった。 こうなったら何をしても無駄なので、 「残念だな…帰してくれたらあんなことやこんな「ゲート開けたぜ!!」 挑発したら、 俺の台詞に被せてノッてきた。 「よし、じゃあな」 「ご主人サマ!?(自主規制)や(自主規制)とか(自主規制)は!?」 「…じゃあな」 もうダメだあいつwwww 『ゲート』と呼ばれた光る球体に触れると、俺の意識はロンウェルンにある身体に戻った。
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