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高校生3年生になり、そろそろ落ち着きも出てきた頃。
数日後に私自身の誕生日を控えており、ようやく18歳になる事が出来る。
私の家は屋敷で、昔で言う女中さん…もとい、家政婦さんがたくさんいる。
母親は私を産んですぐに亡くなったらしく、今はお父さんと暮らしている。
バカみたいに広い屋敷で寝泊まりしているのはたったの2人。
何でお父さんが働いている所を見たことが無いのに、ずっと住まうことが出来てるんだろう…。
そう考えた事が何度もあった。
………おっと、紹介が遅れましたね!
私は沼宮 凜と言います。
りんりんとか、凜とか、友達にはそう呼ばれています。
「……凜、少し話がある」
凜「はい、お父さん」
この人が私のお父さん、沼宮 玄道。
実はあまり会うことが無いの…。
屋敷が広すぎるっていうのもあるし、私のお世話はほとんど女中さんがやってくれるから。
会う必要があまり無くて…。
今日は、久々にお父さんに会った気がする。
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