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アタシ、真崎 優花(まさき・ゆうか)高校一年。
今日も幼なじみで大好きな司に告白出来なかった。
友達のアリサからは早く告っちゃわないと司くんモテるんだから誰かに盗られたらどーすんの!
って毎回のように相談しては言われているけど、勇気が出ないんだもん。
幼なじみの司こと結城 司(ゆうき・つかさ)は成績は常に学年トップで陸上部に入っているから
運動神経もメチャクチャいいの。放課後のお決まりはいつも陸上やってる司の姿を遠くから眺めて
一緒に家に帰ってきて、勉強が全く出来ないアタシの家庭教師を司に子供の頃からしてもらっている。
でも司の部屋はアタシのお隣でいつも泣きそうになりながらテストで赤点を取ると
しょーがないなぁって言いながら司は勉強を教えてくれるんだ。
でもぶっちゃけ最近の司は妙に男らしくなって、 アタシは見る度にドキドキが止まらなくて
今も勉強を教えてもらっているけど数学なんて全く頭に入らなくて
司しか頭に入らない。
(あ~、今日もカッコイイなぁ)てボーと眺めてると司が「何だよ、優花オレの顔に何かついてる?」
と聞かれたからブンブンと頭を振りながら「あ~、違うの。そうじゃなくて。えっと今日も階段で転んじゃって足が痛くて。えへへ」
と言うと「お前なぁ1日に何回、転べば気がすむ訳?ドジなんだから。とりあえず今日は勉強は一旦なしにしてオレ疲れたから優花カレー作って」
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