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「イザナギ、マハジオダイン!」
「タケハヤスサノオ、マハガルダイン!!」
鳴上、陽介の声に従い、それぞれのペルソナが攻撃を放ち、雷撃、鎌鼬がシャドウを蹂躙する
しかし絶対数が多いせいか、依然全滅には到らない。それどころかシャドウの出現ペースの方が早いのか、敵の数は減るどころか増える一方であった
「キィィィ!」
シャドウが雄叫びを上げると、鳴上の足元から鎌鼬が湧き上がる
「……ッ!?」
鳴神は素早くバックステップし、辛くも直撃を避けるも、回避が間に合わなかったのか、足が切り裂かれ、膝をつく
「センセイ!?」
「大丈夫だ!」
幸い深い傷ではなかったのか、鳴上は素早く立ち上がる
「クソッ、敵の数が多すぎる!!」
その間に他の仲間も攻撃を受けたのか、徐々にだが、小さな傷が目立ち始めている
「皆さん、このままでは埒があきません……衝撃に備えて下さい」
直斗は注意を促すため大きく声を張り上げる。それだけで察したのか、鳴上達は素早く衝撃に備えた態勢を取る
「いきます……メギドラオン!!」
直斗がヤマトスメラミコトに命令を送ると、激しい光と共に凄まじい衝撃が全方位のシャドウを蹂躙する
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