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菜月「やったよ、美佳!また同じクラスだね。今年もよろしくー」
去年まで私達同じクラスだったのでまた今年も同じクラスになれて嬉しかった。
私と美佳のクラスは1―B。
嬉しくて美佳に抱き付いてはいいが周りからの視線を浴びていた。
美佳『菜月、恥ずかしいからすぐ離れて。暫く私に近づかないで』
そこまで言うかと突っ込みたくなるも余りにもショックすぎて立ち直れない…
それに気付いたのか慌てて私の頭を撫でてごめん、ごめんと謝ってきた。
私は仕方なくうんと頷いて許してまた美佳と顔を合わせると今までの会話がくだらな過ぎて自然と笑みが零れた。
教室に行こうとクルリと身体の向きを変えるとドンッと誰かに打つかってしまった。
ぶつかった鼻を擦りながらすぐ謝ろうとしたが頭上から思いもよらない声が降ってきた。
これが最悪な高校生生活の始まりだった――。
?『よぉ、菜月。久しぶりだな』
え?
この声はまさか…?
恐る恐る下げていた頭を上げてみると…
まぁ、まぁ見覚えのある顔で
?『菜月ちゃん。そんな露骨に嫌な顔しちゃ駄目だよ?』
今度は隣から優しい声が聞こえてきた。
またまたこれは聞いた事がある声で。
初めに私が打つかってしまった相手は大鳥戮(オオトリ リク)
目立つ金髪に男のくせに長い睫毛そして通った鼻。
一言で言うとイケメンだ
しかも運動神経は良い。頭は悪いが…(笑)
だが…超俺様!!
この性格を何とかすれば良いのに
そしてその後話した相手は
半田尊(ハンダ ミコト)
少し茶色が入った黒髪に大きな瞳女の私が悔しくなるぐらい形のよい唇。頭も運動神経も良いがどこかミステリアスなところがある。この人も見た目格好良いがどこか抜けているというか…天然?
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