仕事

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仕事

「先輩今日も仕事っすか?頑張りますねー。」 後輩の倉橋がヘラヘラと声をかけてくる。今時の若者らしい崩れた日本語を使うが、腕は確かで、俺のパートナーでもある。 「あぁ、お前らと違って俺には家族がいるからな。」 そう、俺はこうみえて妻子持ちだ。 「そーっすね。でも家族いるならちゃんとした定職の方が良くないっすか?」 「あぁ‥‥」 確かに、家族を養っていく大黒柱がこの仕事をしているのは確かにまずいかもしれない。 下手すると明日も無い仕事だ。 しかし、俺は周りよりも多い量をこなし、ミスもしない。 それに、俺自信この仕事に誇りを持っている。 「よし、行くか。」 「っしゃ!今日もやりますか!」 肩に大きな荷物を掛け、とあるオフィスの屋上へ進んだ――
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