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エロいことするのにこんな最適な場所ほかにないもんっ!
猫足のバスタブに泡風呂、向かい合ってお風呂に入る俺たち。結くんの鼻の上にちょこんとついた泡……あああぁもう、妄想が膨らんで鼻血出そう……。
「お前……また余計なこと考えてるだろ」
「ううん!余計じゃないよ!すっごく大切なこと!」
今まで見せたことがないくらいキリッとした顔で答える。
「家賃だって11万ならひとり5万5千円だよ?その値段でこんなに広いとこ住めるなんてなかなかないよ!?」
「んー……まあそうだけど……でもこの風呂……絶対あとから色々問題出てくるぞ。無駄に長いから掃除とかめんどくさそうじゃん……」
「掃除は俺がやるから!」
このお風呂で結くんとイチャコラ出来るなら毎日掃除がんばりまっす!
めんどくさいけど背に腹はかえられない……。
「お前がやる気出したの初めてみたんだけど、理由が不純すぎてなんかヤダ……」
「やだじゃないよ!絶対絶対ここがいいんだもん!ここがダメなら1件目のとこでいいけ……」
「それは死んでもやだ!」
「じゃあここにしよーよー、ね~」
つかんでいた肩をグラグラ揺らすと結くんは「わーったよ!」と諦めたようにつぶやいた。
「……すいません、ここに決めたいんですけどいいですか?」
「やったあ~」
「はい、わかりました。それでは早速お店に戻って契約の手続きを」
と、いうわけで、
新居が決まりましたっ!
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