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「……結くん」
「んっ…ちょ、やめろ……って……!」
靴を脱ぐと、結くんの上着に手を掛け1枚ずつ脱がして床に落としていく。
「だめ。たくさん我慢しすぎて、限界」
「あっ…やだっ…!」
あっという間に上半身が裸になった結くんを抱きしめ、首筋にキスをする。
「完全に結くん不足。結くんが足りなくて俺死んじゃいそう」
「はあ?んなことで死なねーよ……」
「ううん。本当に。結くんが足りなくて死にそうだった……早く結くんでいっぱいにしないとだめんなっちゃう……結くんのこと、たくさんたくさん鳴かせていい?」
「んっ…知里っ……だめだ、って……部屋、狭いしっ……ん」
「もっと声出して……」
「あっ……いやっ…だめ……だよっ……はぁ…あ……」
だめとか言って、超煽ってるでしょ、俺のこと。
そういうことして……本気でたくさん鳴かせちゃうよ?
きつく抱きしめリビングの方へと向かいながら、チュッと音を立てて顔や首、肩に唇を落としていく。
夢中になっていると……。
「……知里、まてっ!あ!」
「ふぇ?」
「まて」と言ったと同時に結くんが、リビングに積み上げていた段ボールに激突。
その瞬間、ドサドサッと崩れ落ち、中に入っていた洋服が溢れ出した。
「………」
ありゃ?
やっちゃった……?
「ち……さとの……バカ!!!!」
ガーン……怒られた。
「だからダメだって言ったろーがアホ犬!段ボールが山積みで狭いんだよ、部屋が!」
「ごめんなさい……」
「いい加減、自分の性欲くらいコントロール出来るようになれ!」
「ごめんなさい……でもエッチしたいんだもん。早くやろ?」
「てめぇ、反省する気ねぇだろドアホ!!!!」
それから結くんの説教は続いて、ようやく結くんを抱くことが出来たのは3時間後だった。
……うん、なんだかんだ言っても結局結くん抱かせてくれるんだよね。
えへっ♪
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