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「ち……知里っ」
「うん?」
「……くっついていい?」
「いいよ?おいでおいで~」
わ。結くんが珍しく甘えモードだっ。
俺はニコニコ笑うと結くんの背中に腕を回す。脚の間にスポッと結くんの体が収まる。
結くんは俺の胸のあたりに頭をくっつけると、はぁ~と大きく息を吐いた。
「知里って……なんか……気持ちいい。体つきが」
「え?誘ってる?」
「誘ってない!率直な感想を言っただけ!」
でも十分誘ってるんだけど、そのセリフ……。
「たまには……こうやって、くっついてるだけもいいなって思ったんだよ……」
結くんは恥ずかしそうにつぶやくと、俺をぎゅっと抱きしめた。
泡のついた結くんの髪の毛が肩にあたってくすぐったい。
ていうか、密着してるせいで結くんの……それが……その……もろ、俺のに当たって……あああぁ~体がウズウズ……。
「変なことすんなよ」
「……はい」
結構これって生き地獄……。
と、思いながらも、ご主人様である結くんの言いつけを守って変なことはせずギューッと抱きしめた。
お風呂でのエッチぃことは……また明日かな。
えへへ……。
「ちょ……なに立たせてんだよエロ犬……っ!」
「わんっ♪」
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