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当たり前だけど、こんな可愛い結くんにこんなことされたら、理性なんかぶっ飛ぶし、暴走するに決まってるわけで、
完全に何かが爆発してしまった俺は結くんを押し倒すと、いつものように……いや、いつもの倍、たくさんたくさん結くんを愛した。
結くんは今まで聞いたことがないくらい甘く可愛い声をたくさん聞かせてくれた。
「結…くん……」
「おく……もっと、おく…まで……」
「こう?」
「あぁっ…んっ…!も……だめっ…」
そこからどれくらい時間が経ったか分からない。
とりあえず、気づいたときには俺も結くんもあまりにも気持ち良すぎて生理的な涙がこぼれていた。
こんな風に気持ちが高ぶったのは初めてで、涙がでてるのに、すごく幸せで、正直、このまま死んでも悔いはないとか、そんな縁起でもないことすら頭に浮かんでいた。
ようやくお互いに限界というところまで果てて、ベッドにへたり込む。
「はあ……はぁ……はあー……」
やばい。
すっっっ……ごい息切れ。
体育でもこんなに息、切れたことないのに……体育以上に体力使ったってことだよね?
なんかもー体重とか3キロくらい減ったカンジ……。
「はあぁぁ……きもちよすぎて……しぬかとおもった」
結くんは仰向けで目を閉じたまま、クスリと笑って答えた。
「ん……俺も……いっしょ」
そんな結くんを抱きしめるよう腕を回して引き寄せる。
しばらく、お互い息を整えることに集中していると、結くんが突然ムクッと起き上がった。
「結くん?」
「おれ……すっごくだいじなこと……わすれてたっ!」
「大事なこと?」
結くんはコクリと頷くとベッドから降り、シャツだけ羽織るとリビングへと走っていく。
……なんだろう。
俺はパンツとズボンだけ履いて結くんのあとを追う。
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