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カンッキンッカンッ
剣と剣が当たる高い音が、地下に響く。
「っこのガキがぁぁぁ」
「はっ、甘いね」
「!!なにっ!?!?」
カンッ...と、音がした刹那。相手の剣が空中に舞う。
クルクルと剣は舞うと、地面に深く突き刺さった。
「終わりだ、観念したらどうだ?」
「くっ、くそっ」
男は地上への出口に一目散に走る。
が、
「おっと、行かせませんよ?」
ニコッと笑うが、優男の笑みは黒笑みだ。
「逃げんなよ。面倒だから」
ほんとに面倒な顔をするクールな青年。
「さっ、手短に終わらせようか」
「ま、待ってくれ!あれだけは嫌なんだ」
「黙れ、ガタガタ煩い」
男の発言が気にくわないのか、銃口を男に向ける青年。
「それでは、良い夢を」
「ばいばい」
「や、やめてくれバァン
あ、あぁぁぁぁぁぁぁ」
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