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「おはよ~!」
席につくと、織果ちゃんがすぐに話しかけてきた。
「おはよ!今日、初っ端から英語だね...」
「だね~。まあ、頑張ろ!」
キーンコーンカーンコーンー
チャイムが鳴り、HRが始まった。
いつものように先生が伝達事項を述べて、それが終わると先生が教室から出て行く。
先生が出て行くと、私は1限の授業の教科書を鞄から出してチャイムが鳴るまで待機した。
『新人...。確か、沢村だっけ?どんなやつなんだろ。』
キーンコーンカーンコーンー
ガラッー
チャイムが鳴ると同時に、まだ若い小柄な男の人が入ってきた。
「みんなはじめまして!今日からみんなのライティングを担当する、沢村一莎です。よろしく。」
ビビッー
『...やばい。なんなんだ。』
その人懐っこい笑顔と、性格の彼に私は一目惚れをした。
そう。
これが一莎と私の最初の出会いであった。
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