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ルチは少し早く歩いて、学校に向かった。
家から、ルチの通う桜ヶ丘高等学校は徒歩で15分もかからない場所にある。
仕事のメール来るって言ってたなー。
もう来てるかな?
そう思い、携帯を確認しようとしたら、後ろから声をかけられた。
振り返ると、同じ黒のセーラー服を来た子がいた。
「ルチおはよー!」
「おー!あや、おはよ!」
この子は私の親友、[高村絢乃]
同じクラスでポニーテールがとても良く似合う元気娘。
「ねー、やっぱり駄目かな?」
「無理無理!私、本当そういうのダメなんだって!」
「ルチが来てくれたら、絶対盛り上がるし断然モテるのにー。
ルチ超絶かわいいんだからさー。」
「超絶かわいいって何よ(笑)
ありがとうね。でもそういうの苦手だし、彼氏とか興味もないんだよね。ごめんよ。」
「そっかー。しょうがないねー。
残念だけども・・・。でも、懲りずにまた誘うね!
今日体育、長距離だよー。だるいねー。」
そうたわいもない会話をしていたら、あっという間に学校に着いた。
席に座ると
ブルルルル・・・ブルルルル・・・
携帯が鳴った。
携帯を確認してみると、メールだった。
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